これこそがこの旅の目的、旅のきっかけ。Big Chill辿り着いたぞー!ひとりぼっちだー!そう、ひとりぼっちでChillってちょっと切ないものがあったり・・・。
まあ、とにかく怒濤の4日間の模様を。
- Big Chill 前日
- Big Chill 1日目
- Jim White
- Federico Aubelle
- Annie Nightingale
- Blk Jks
- Le Vagabond Boogaloo Club
- Yam Yam
- Little Dragon
- Nickodemus&Nappy G
- Roisin Murphy
- Thievery Corporation
- Ursula 1000
- Big Chill 2日目
- Lykke Li
- Fink solo acoustic
- The Hot 8 Brass Band
- Beth Orton
- The Mighty Boosh
- Tom Middleton 'Sommer of Love - classics Set'
- Matthew Herbert Big Band
- Ame
- Cornelius A/V
- Joe Claussell
- Derrick Carter
- Big Cill 3日目
- Kaylan
- Manga
- UK Apache
- Nitin Sawhney DJ set
- Asian Dub Foundation Sound System
- Camille
- Buzzcocks
- Lee Perry & Adrian Sherwood
- The Bays and The Heritage Orchestra
- Big Chill 総括
マンチェスターから会場直行のバスに乗ろうとしたら既に満席。しかたなく電車に乗る。
が、
電車の方が全然安い!電車19ポンド、バス32ポンド。
これは不幸中の幸いと思いきや、乗換駅を乗り過ごす・・・。
私「あのー、乗り過ごしちゃったんですけど・・・。」
駅のおばちゃん(以後お)「あぁ?チケット見せて!」
私「はい。」
お「なにこれ?これじゃどの電車も乗れないわよー。」
私「いや、でもおんなじ区間だし、同じクラスの電車あるでしょ?」
お「はぁ?だめなもんはだめなの!?わかる?」
私「・・・えーーー!わからない!」
お「・・・・次の電車に乗るの?乗らないの?」
私「・・・・・・・・乗り・・・ます。」
お「18ポンドね。」
私「えーーーーー!!!」
お「・・・・(ギロっとにらむ)」
私「・・・はい。」
融通聞かねーな!まったく!アラブなら一発で変更可能だよ!こんなもん!だいたいチケットなんかないしね!
なことで憤りながら、夕方Great Malvein駅に到着。フェス行きの人がたくさん、早速ビール飲んでる人、大多数。このへんは日本と違うなぁ。日本人酒弱すぎんのかな、それとも私が見つけられてないだけだろうか。
シャトルバスで会場へ。全くわからないので人の流れについてくと、そこはリストバンド交換所。このあたりの流れは日本と同じですね。
で、「タイムテーブルとか地図とかはどこでもらえるのかなぁー。」って思って探してみる。
フリーペーパー見たいなのを置いてるカートを発見。おじさんがBig Issue(Wikipedia)のネームカードぶら下げてる。
もしや・・・。
私「これなに?タイムテーブル?」
おじさん「そうだよ、Big Issueがついて6ポンド(=約1,200円)ね。」
俺英語できひん(というより読むのがめんどくさい)し、Big Issueとかいらんねんけど・・・。とか思ってもしかたがない、どうやら他に選択肢はなさそうなので買う。1冊は先のBig Issue、もう1冊がBig Chillのカタログで地図とタイムテーブルが載っている。会場はそんなに広くはないな。朝霧と同じくらいか。雰囲気的にも似ている。クラブテント近くのキャンプサイトに決める。シャトルバスのバス停とは全く反対方向、15分ほど歩く。
このキャンプサイトの近くはSun Rise Festivalというグループが担当しているエリアで、イスラエルのArak Festival(詳細)に似た雰囲気。ヒッピーファッションの人が比較的多い場所です。
着いてテントを張ったらもう時間は22時くらい。イギリスでもさすがに暗いので就寝。
前夜祭みたいなことももちろんしていて、Big Chill Radioがゲストむかえながら朝までやってました、あとちょこっとバンドが出てたみたいだけどテント張ってたので見ず。
朝飯(ちなみに食事はほとんど会場に持ち込みました。)を食べながら、めんどくさいけどカタログ読みながらこの日のスケジュールを決める。12時以降にすべて始まるのでお昼を食べて出かける。
ブルースというかカントリーって感じの人。ワインをちびちび、なごむ。
南米出身のスペイン人で音はフラメンコミーツブルース、そんなサウンド。
BBC Radio1でもおなじみのAnnieおばちゃん。・・・うわぁ、めっちゃばばぁや。そんにうまいDJでもなかったです。知ってたけど。
南アフリカのバンド。Bad Brainsみたいな感じ。メインボーカルはギターのチューニングをやたらと気にしてたなぁ。
最高!これはイイ!このスタイルのDJを探してたんですよ。バルカン、アラビアンをハウスにうまくMixしていく。んでもって踊れる。どうでも良いけど男前。誰か日本に呼んで下さい。サラームさん(HP)あたりがなんとかしてくれないかな。
これもかなりイイ!フジロックのオレンジコートへイチオシですSmashさんよろしく。アフリカンミュージックもしくはカリビアン。
やっぱりスウェーデンはいいね。癒される。期待の新人。
これは驚き!あのNickodemusですよ(iPodのCM)。なんでこんなに人気ないの?Nappy Gも良いパーカッションだったのに。つーか、NickodemusってDJだったの!?ってきり黒人のおっさんバンドだと思ってた。彼も、バルカンをちょっと混ぜてて良かったなぁ。
何じゃこの人たち。Toolの女性版って感じ。ライブは相当クレイジーです。音は初期のNew Waveかな。
Nickodemus&Nappy Gが演ってる最中に司会が「Thievery Corporation is Coming Soon. Don't Go Anywhere!」って言っててNickodemus&Nappy Gがかわいそうな気がした。このグループ、ノーマークでしたがさすが初日の大トリ、インド系サウンドをエレクトロに融合させた、まさに私好みのサウンドでした。
朝に少し話した人がすすめてくれたので見たのですが、なんと表現していいのかわからない。テクノとハウスの中間、このジャンルなんていうんでしょう?新たな扉が開いた感じ。良かったです。
1日目の教訓は「みんな朝はあんまり動かない。それほど良いアーティストもいない。」っということで、この日は2時頃から出動。
やっぱりスウィーディッシュは良い。プロデューサーはスウェーデンでは超有名な口笛ソングでおなじみのPeter Bjorn & John。これは日本から期待して行っただけに良かったです。ただし、フジのレッドマーキーあたりかな。新人っぽい頼りない感じが少し見受けられたかな。
Finkですから、良いのは当たり前。・・・なだけに人多過ぎでまともに見れませんでした。残念。
これもオレンジコートでイチオシですよ!Smashさん!ニューオリンズ出身のブラスバンド。ラップも混ぜつつ、これぞニューオリンズ、これぞアメリカンって感じです。超おすすめ。
言わずもがなですね。すごかったです。癒された〜。フジのヘブンでもう一度お願いしたい。
名前は聞いたことありましたがどんな音かバンドか全然知らず・・・。なんかイロモンって感じ。Kidsに大人気。そんな感じです。基本的にはロック。
そう!この人こそ今回僕が2番目に見たかった人物であり、私のSommer of Loveを巡る旅を締めくくってくれた人です。すごいの一言です。元々彼はChill系のDJかつサウンドクリエイターですが、今回はSommer of Loveから20周年ということで往年のハウスミュージックを巡る旅へ連れて行ってくれました。
偶然にも(?)この旅の道中にDefectedからだされたこのPVがバックで流れまくり。本当にうれしかった。楽しかった。
ありがと〜!Love you!
変態です。本当にありがとうございました。どれがサンプリングの音かわからないくらい次々と紡ぎだされる音、グルーヴ、サウンド。さすがです。
この日はDeep Houseがとても多い夜でした。彼はドイツのDJ。Deep Houseに私好みかつドイツ人っぽいダークな感じがMixされてて・・・。イエーーイ!でした。
このテントはMedia Mixというテント。去年の朝霧と全く同じ。結構人気あるんですね。何が良いんだか全くわからないけど・・・。
説明不要ですね。まあ日本でも見れるんですけど。この日はかなりクラシカルなHouseセットだった気がします。年齢層が高いのもあるのかな。以前渚で見たときよりはいまいち。しかしながら貫禄のDJっぷりでした。
んーー、個人的にこの手のハウスがちょっと苦手。この日のセットをデトロイトテクノと呼べるのか微妙ですが、クラシカルなハウスが多かった印象です。
この日はClubテントを12時から18時までShantiがオーガナイズし、私の大好きなインド系サウンド+エレクトロニックがたくさん聞けるのでものすごく楽しみにしていたのですが・・・。
これは大発見!Baysにタブラが参加。そんな感じ。かなり良いバンドでした。バンドってのも良いですね。
この辺からなぜかドラムンベースの流れに・・・。
こいつのせいかー!この一発屋!しかしながら、ロンドンに限らず結構ドラムンベース、ダブステップの人気が非常に高い。特に10代かな。この旅での発見です。個人的には全く好きになれません。ごめんなさい。
「どんなアーティストが好きですか?」と問われれば、私はGroove Armadaの次に必ずこの人をあげます。そのくらい好き。なのに、なぜにドラムンベース?ここはBig Chillですよ。いつもの感じでお願いできませんか?しかもDJとしてはものすっっごいへたくそ。常にフェードインフェードアウト。ものすごく残念でした。多分日本に来日したこともないと思うし、この先も・・・そう考えると・・・、泣けてくる。いつか彼らしいプレイが見たいです。
もうこの辺りまで来ると予想通りですよ、いつもの彼らよりももっとゴリゴリなドラムンベース。だから好きじゃないんです、ってば。残念。
朝霧への出演の可能性を友人がささやいてましたが(詳細)、見たいですねー。フランス人の変な子。ほんとに変な子ですwでもライブは本当にうまい。魅せる、見せる。アンコールの時の衣装はびんぼっちゃま(詳細)かモッくん(画像が見つからなかった・・・)かって感じでした。ただ、ビッチとシットを連呼し過ぎて子連れがぞろぞろ退場して行ったのは、おもしろかった。ここはイギリスなんだと再認識しました。
初めて音と顔を見ました。・・・お父さんパンクがんばって。それ以上は何も言えません。
ここもCorneliusと同じくMedia Mixテント。このダッグで”サー”Lee Perryがライブペインティングするってことでかなり期待。登場してちょっと描いたのがこれ。
そのまま1時間が経過。
見かねたAdrian Sherwoodが「あと30分あるから、続きを書いてはどうだい?」で書いたのがこれ。
じじい!ちゃんと仕事しろよ!
Baysにオーケストラってどうやんの?なんて思ってたら・・・。このオーケストラもこれまたすごい。この日のためにリアルタイムで作曲するソフトウェアを開発、Baysと同じく即興演奏で指揮者付き。動画は近々アップしますが、本当にすごかった。さすが大トリです。言葉では説明できません。終止鳥肌もの。このフェスに来てほんとに良かったと思わせてくれました。
全くChillではないのが多数あって、ちょっと規模のでかい朝霧くらいの感覚。ドラムンベースの人気が10代に人気が高いのを改めて実感。もう一度行きたいかと問われると非常に微妙ですね。それにしてはメンツが弱すぎるし、統一感がなさ過ぎるかな、と。イギリスに住んでて2日くらい友達とワイワイ参加するなら行きたい。そんな感じでした。