CakePHPで開発するVimmerにオススメの設定
はじめに
私の設定はまとめてここに置いてあります。
comeonly/spf13-vim
spf13/spf13-vimというVimディストリビューションを使っているので、インストールしたあと、spf13氏のリポジトリを私(comeonly)のものに差し替えてもらえれば同じ設定になります。
前はcarlhuda/janusを使ってたんですが、カスタマイズしにくいのと、neocomplcacheとかVundleとか新しいのを使いたかったのでやめちゃいました。
上記spf13-vimから追加したもの
世界中のVimerがtpope氏の恩恵を受けてるはず。今見たら4つもプラグイン入れてるわ。。。今回の記事とは関係ないですが便利なプラグインです。
後述しますが、phpとhtmlがまざってても綺麗にインデントします。forkしてCakePHP用にタブの設定を弄りました。
CakePHPのコーディング規約をPHP_CodeSnifferでチェック、Syntasticで該当箇所を表示
綺麗なコードってどうやって書くんだろう・・・謎でした。コーディング規約ってのがあるらしいんですよ。
CakePHP 2.3 の新機能 ServerShell の話 - Shin x blog
この記事読んで、コーディング規約って大事なんだなぁと思って、なんとかSyntasticで表示してくれないかなぁってのが実はきっかけであります。
必要なもの
ここまでの設定は以下が詳しいです。とてもわかりやすく参考になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
Vim初心者によるVim導入記録(CodeSnifferインストール+シンタックスチェック syntastic設定編) | Code Life
さて、ではここまででsyntasticでエラーが表示できるようになっているかと思います。
ここからがCakePHP用の設定。
方法は2つ。
1) PHP_CodeSniffer側の設定を変更する
デフォルトの規約をCakePHPに設定します。ちなみにインストール時はPEARの規約が設定されているそうです。
$ phpcs --config-set default_standard CakePHP
これだけ。
2) syntastic側の設定を変更する
syntasticがphpcsを呼ぶ時の引数に --satandard=CakePHP を指定します。
let g:syntastic_php_phpcs_args = '--report=csv --standard=CakePHP'
以上
HTMLの混ざったctpファイルでも綺麗なインデントをさせる
CakePHPで開発しててctpファイルが見にくいことがあるんです。そもそもphpをガリガリ書いちゃダメなんだろうなぁ、わからんけど。
なんにせよ、インデントが残念でイライラする。どうにかしたい。。。
相変わらずstackoverflow.com最高です。
After looking really really hard into all solutions, I found out this plugin:
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=604
It seems to have solved my problems!!!!!
Correct indentation of HTML and PHP using Vim - Stack Overflow
この記事にありました。
Vundleが入っていれば
Bundle 'php.vim-html-enhanced'
でOK。
ただ、この設定だとshiftwidth=3という誰得設定。。。
それからCakePHPの規約はハードタブなのでその3点だけ変更したのがこちら。
Bundle 'comeonly/php.vim-html-enhanced'
g=G で快適。
PHP全般で便利な関数
ここで見かけたやつです。
PHP: ブロックオブジェクト
(PHP)プログラマのためのVIM (9) - PHP向けカスタマイズ - おぎろぐはてな
vim組み込みのオブジェクトに似たもの
aP - PHPブロック(タグを含む)
iP - PHPブロック内部のテキスト
例
vaP - 現在のPHPブロックをタグを含んで選択する
ciP - 現在のPHPブロック内のテキストを変更する
yaP - 現在のPHPブロックをタグを含んでコピーする
自分の.vim/ftplugin/php.vimの中で提供してる
その提供してるってのがこれ。
" Function to locate endpoints of a PHP block {{{ function! PhpBlockSelect(mode) let motion = "v" let line = getline(".") let pos = col(".")-1 let end = col("$")-1 if a:mode == 1 if line[pos] == '?' && pos+1 < end && line[pos+1] == '>' let motion .= "l" elseif line[pos] == '>' && pos > 1 && line[pos-1] == '?' " do nothing else let motion .= "/?>/e\<CR>" endif let motion .= "o" if end > 0 let motion .= "l" endif let motion .= "?<\\?php\\>\<CR>" else if line[pos] == '?' && pos+1 < end && line[pos+1] == '>' " do nothing elseif line[pos] == '>' && pos > 1 && line[pos-1] == '?' let motion .= "h?\\S\<CR>"" else let motion .= "/?>/;?\\S\<CR>" endif let motion .= "o?<\\?php\\>\<CR>4l/\\S\<CR>" endif return motion endfunction " }}} " Mappings to select full/inner PHP block nmap <silent> <expr> vaP PhpBlockSelect(1) nmap <silent> <expr> viP PhpBlockSelect(0) " Mappings for operator mode to work on full/inner PHP block omap <silent> aP :silent normal vaP<CR> omap <silent> iP :silent normal viP<CR>
vim-settings/.vim/ftplugin/php.vim at master · andreiz/vim-settings · GitHub
要らないかなーとか思ってたんですが、リファクタリングする時はかなり便利かも。
PHPでヤフーにログインする
一連の続き。もうほとぼり冷めたし、そうすぐに仕様変えないだろうからと思って公開します。Github使ってたらかっこ良さそうなので、そっちで公開します。よろしくです。
comeonly/yahoobrowser · GitHub
公開してから知りましたが、こんなちょっとしたコードならGistが良かったんですかね。まいっか、いずれちゃんとしたプロジェクトとして公開できるようにがんばろう。
使い方
<?php //yahoo_browserを置いたパス require_once 'path/to/yahoo_browser.php' //Yahoo!のアカウント名 $id = 'foo'; $pass = 'bar'; $yahoo_browser = new YahooBrowser($id, $pass); if (empty($yahoo_browser->cookies)) { die('ログインできませんでした。'); } $yahoo_browser->getBody('http://www.yahoo.co.jp'); echo $yahoo_browser->body; echo $yahoo_browser->cookies; ?>
で、取得できたクッキーをデータベースに保存するなりして使い回せばよいかと。
ソース
問題点
HTTP_Requestはもう古くってHTTP_Request2というものに変わっています。ただ、その影響が結構広範囲なので手が付けれていません。で、PHP 5からクラスの生成には&(アンパーサンド)なくてもポインタを指すらしい(うろ覚え)のでその影響で、HTTP_Request内で幾つか以下の様なエラーが出ます。
Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /Applications/MAMP/bin/php/php5.3.6/lib/php/HTTP/Request.php on line 794
その際は&(アンパーサンド)を削除してもらえればOKです。
こういうのを誰かにForkしてもらえたら良いのかな。まだGitをよく分かってませんのでいろいろつっこみ頂戴できればありがたいです。時間が取れればHTTP_Request2バージョンも取り組んでみたいですが。
コンソールで自作shellを実行するとパーミッションエラーになる
結構はまりました。原因がわかるまで意味がわからず時間をくってしまったので書いておきます。
症状
こんな感じのエラーがだーーーっとでまくり。
<?php SplFileInfo::openFile(/app/tmp/cache/persistent/myapp_core_cake_console_):failed to open stream:Permission denied in /lib/…/FileEngine.php line 293 ?>
で、/app/tmp/cache/modelの中身を削除して実行すると、今度はブラウザ側で同じエラーが表示される。
原因
/app/tmp/cache/modelと/app/tmp/cache/persistent内のキャッシュファイルのパーミッションが644になっている。
自分の環境だとブラウザからのアクションで生成されるキャッシュファイルは所有権がnobodyになっていて、コンソールからCakeシェルを実行するときは当然のようにhoge(ユーザー名)になってるわけです。
対策
/app/Congfig/core.phpでmaskパラメーターを追加する。これでキャッシュファイルの生成時のパーミッションを設定することができます。
/app/Congfig/core.php <?php /** * Configure the cache used for general framework caching. Path information, * object listings, and translation cache files are stored with this configuration. */ Cache::config('_cake_core_', array( 'engine' => $engine, 'prefix' => $prefix . 'cake_core_', 'path' => CACHE . 'persistent' . DS, 'serialize' => ($engine === 'File'), 'duration' => $duration, 'mask' => 0666 )); /** * Configure the cache for model and datasource caches. This cache configuration * is used to store schema descriptions, and table listings in connections. */ Cache::config('_cake_model_', array( 'engine' => $engine, 'prefix' => $prefix . 'cake_model_', 'path' => CACHE . 'models' . DS, 'serialize' => ($engine === 'File'), 'duration' => $duration, 'mask' => 0666 )); ?>
参考にしたサイト
- stackoverflow
You can resolve this by adding a mask to your config in core.php
Cache::config('default', array( 'engine' => 'File', 'mask' => 0666, ));cakephp - SplFileInfo::openFile(/app/tmp/cache/persistent/cake_core_cake_console_):failed to open stream:Permission denied in /lib/.../FileEngine.php line 293 - Stack Overflow
最近このサイトよく見ますね。数値です、文字列の"0666"だとおかしくなっちゃいます。実はこれでハマった。
- Cake Book
When using the FileEngine you might need to use the mask option to ensure cache files are made with the correct permissions.
Caching — CakePHP Cookbook v2.x documentation
マニュアルにもちょっとだけ書いてある。
外出先から(ルーター越しに)iTunesの曲を聞く
Apple TVがあるやん、とかお手頃なNASが最近出てきたよ、とか、規約的にグレーだよ、とか、はい、そうなんです。でも一家に一台くらいMacBook余ってるっしょ?どうやって有効に使いますか?という話題。我が家は1台余ってるMacBookをiTunesの再生とファイルサーバー専用に使っています。
が、HDL2-Aシリーズ | ネットワークハードディスク | IODATA アイ・オー・データ機器これ出てきてこの記事書く気無くしてしもた。
ほとんどは以下を参考にしてもらえればOK。
SSHは標準で「リモートログイン」という機能がある。
これだけでOK。だけど、証明書発行したりしてパスワード認証なしにするとセキュアだよって話はhttp://goo.gl/MYaDAで。
SSHなしでVPNだけでは動かないのでご注意を。なんでそんなしたかというと、私ってこの仕組で動作する経路をまったく理解してなかったわ〜。あっはっは〜。
(6) DAAP over SSH Port Forwarding (iTunes music共有)
#7 SSH Port Forwardingあれこれ(2)Mac編 - 誰かさんのMac Life
上記プリンタ共有と同様に「Network Beacon」を使用する。iTunes music共有を有効にしているPCのアドレスを事前に知る必要がある。また、ここで述べる方法では、LAN内の複数の共有先を認識することはできない。LAN内で複数の共有先があったとしても、どれか1台にのみアクセスできる。主に自分のオフィスのPCを共有することを想定している。
「Network Beacon」を使ってlocalhostをproxy hostにする 。
(Network Beaconの設定)
Service Name: (任意)(ここでは"daap_on_SSH"とする)
Service Type: _daap._tcp.
Port Number: 3689
Text Record: (Empty)
Enable Host Proxy: (Checked)
Host Name: localhost
IP Address: 127.0.0.1
サーバポート=3689(daap)
ローカルポート=3689
(ターミナル)ssh –L 3689:server_address:3689 user@sshd_address
(iTunes) 共有している音楽の検索が有効になっていれば、自動的に”daap_on_SSH”の名前で認識される。音楽リストを読み込むと共有先の名前も本来のものに変更される。
※上記の方法ではあくまで特定の一つの共有先にしかアクセスできない。しかも相手のIPアドレスを知らなければforwardingできない。これに対して、例えば、RNSplicerなどを使うと、ローカルエリア内の全ての共有先にアクセスできるようになる。
補足すると、
server_address: 家においてきたMacのアドレス(通常だとグローバルIP)
sshd_address: 通常だとルーターでポートフォワーディングなんかしてるんだろうから、server_addressと同じ。
Network Beaconの設定
ダウンロードはこちらから
Network Beaconはクライアント側(外出先の端末)ですよ。
しかしこのサイト良く出来てるわー。遠隔でやりたいことここ見りゃほとんど出来るもの。
#7 SSH Port Forwardingあれこれ(2)Mac編 - 誰かさんのMac Life
FormヘルパーのdateFormat
マニュアルシンプルに書き過ぎやーん!!!404 Not Found
view内に以下のようにする。
<?php echo $this->Form->input('field', array('dateFormat' => 'YMD')); ?>
ほんとにマニュアルはよく読みましょうと自分に何度も言ってあげたい。
404 Not Found
CakePHP における型
フィールドのプロパティ
primary_key
serial NOT NULL
string
varchar(255)
text
text
integer
integer
float
float
datetime
timestamp (Y-m-d H:i:s)
timestamp
timestamp (Y-m-d H:i:s)
time
time (H:i:s)
date
date (Y-m-d)
binary
bytea
boolean
boolean
number
numeric
inet
inet
postgreSQLの型がtimestamp without time zone の場合は時間が表示されました。以下のように$option['type']で回避ができますが、型はきっちり決めたほうがよいのではないかと。
<?php echo $this->Form->input('field', array('type' => 'date', 'dateFormat' => 'YMD')); ?>
このままだと月の表示は英語表記になる。単純に数字にしたい場合は以下のように設定する。
日本語対応のFormHelper::datetime() - 24時間CakePHPのような便利なヘルパーもあるみたい。
<?php // cake -> view -> helper -> form.php // 2129行目あたり、オリジナルをコメントアウトして以下のように変更した。 case 'month': if ($options['monthNames'] === true) { $data['01'] = __('01', true); $data['02'] = __('02', true); $data['03'] = __('03', true); $data['04'] = __('04', true); $data['05'] = __('05', true); $data['06'] = __('06', true); $data['07'] = __('07', true); $data['08'] = __('08', true); $data['09'] = __('09', true); $data['10'] = __('10', true); $data['11'] = __('11', true); $data['12'] = __('12', true); // $data['01'] = __('January', true); // $data['02'] = __('February', true); // $data['03'] = __('March', true); // $data['04'] = __('April', true); // $data['05'] = __('May', true); // $data['06'] = __('June', true); // $data['07'] = __('July', true); // $data['08'] = __('August', true); // $data['09'] = __('September', true); // $data['10'] = __('October', true); // $data['11'] = __('November', true); // $data['12'] = __('December', true); } else if (is_array($options['monthNames'])) { $data = $options['monthNames']; } else { for ($m = 1; $m <= 12; $m++) { $data[sprintf("%02s", $m)] = strftime("%m", mktime(1, 1, 1, $m, 1, 1999)); } } break;
trim()が原因で文字化けする
POSTデータをチェックする前に無駄な前後のスペースなどは取り除きたい場合。CakePHPで言うとbeforeValidateなんかで処理するケース。PHP: trim - Manualを使おうとすると文字化けする。
<?php // _は半角スペース_は全角スペース $str = trim($str, '_\t\r\n\0\x0B_');
これは文字化けする。unicodeならいけるのかとUTF8で試すがダメみたい。なのでPHP: preg_replace - Manualで対応。UTF8でしか使えません。
<?php // _は半角スペース_は全角スペース $pattern = array('/^[_\t\r\n\0\x0B_]+/u', '/[_\t\r\n\0\x0B_]+$/u'); $str = preg_replace($pattern, '', $str);
*1:\円マークが表示されている場合はバックスラッシュと読みかえて下さい。
CakePHPはじめました
ことの始まり
これまでSmartyとPEARでPHPアプリを作ってきたのだけれど、独学なのでなんともMVCに自信が持てない。時間もかかってるので非効率な感じがずっとしていた。
小さいプログラムからプログラミングを始めて、データベースを扱うようになって、コードが多少複雑になり、見返すと自分のコードがスパゲティーなのにギョッとした。そこで、ふと目にしたMVCという考え方をなんとなく覚えて、できたアプリのソースがどんどん大きくなってきて、特にControllerがなぜか肥大化していることに、またギョッとする。
どうしようかと思いながらふっとフレームワークってなんだろうと思って始めてみたのがきっかけ。
なぜCakePHP?
Zend Framework SymfonyどうやらCakePHP以外で有名なのはこのあたり。CakePHPにした理由は2つ。
- 小規模な物を早く、簡単に作りたい。
- 記事が多そう。
現時点ではほんとに小規模でごく数人が使うだけのアプリを想定していること。PHPのことを検索してるとCakePHPの話題がよく目に付いたので、なんとなく参考になるものが多そうな気がした。
マニュアルって大事
結局データベース設計からやり直したけど、結果的には早く、バグの少ないものを作れている気がする。以下マニュアル読んで調べてみるまで分からなかったこと。
APPディレクトリ以外は変更を加えてはいけない。
コンソールからインストールした場合は不要ですが、まずapp_controllerとapp_modelをcoreディレクトリからコピーしてしまうこと。なんか問題が起きた時に複雑になってしまいました。
基本データの取得はFind
readとfind取得の方法があって混乱しました。以下のような記事を発見したのですが、
そう 実はおおもとのDBアクセスは findAll() なんです。。。
cakephp find findall read の違い ← Neo Inspiration
read にいたっては
read() にきたものをバラして find() に投げて
find() はそれをさらに解析して findall に投げるわけです。
いや だったら使い分けないで全部 findAll で細かく指定するよ。。。
ちなみに findcount() も findAll() してます。
findAllBy とか findBy 系はどうなんだろう。
他のとこで camelclass をばらしてるのでチョット動き違うかもしれません。
readを使うとfindの引数を細かく指定したりしないことが多く、ソースがすっきりするので、場合によって使い分けるとよいのかも。参照した記事がバージョンが古い記事なので、そういう意味でも公式のマニュアルの内容も確認しながら上記を参考にすると良いのかな、と。
今日はとりあえずここまで。